GSMAのMats GranyrdのKeynoteは、モバイルインフラが世界最大のインフラ(6Bnの人を接続)、ワイヤレスコネクティビティがインターネットアクセスの80%を占めるとしつつも、5Gは展開が完了し、61のSAネットワークが展開され、設備投資は増え続けるが収益は増えてないのが課題、そのためのOpen Gateway(52事業者で展開済み)、AI(年間$60-100Bnの業界への寄与、スパム対策や運用高度化、AIファクトリー、テレコム向けモデルなど)としており、今期はあまり変わり映えのしないものでした。
*設備投資が回復傾向にはあり、S&P Globalは2025年に3%の成長を予想
SuperMicroのSVPは、「5G NSAは市場を混乱させた。実際は4G+だった。本当の5Gは5GSAだ。つまり、ある意味、5Gはようやく市場に登場したばかりだ。メリットが現れ始めている。それは5G SAから始まったのだ。」
加えて、AIについては、「推論モデルに対する企業の需要が市場を拡大する可能性があるため、ネットワークのエッジにおける通信事業者の AI の機会は大きい」と総括しています。
Network APIに関しては、Linux Foundation のCamara Project、TM Forum Open Digital Architecture、GSMA Open Gatewayがソフトウェアを開発しており、Ericsson傘下のAdunaが API を集約して、開発者が世界中の約 100 社の通信事業者のネットワークリソースにアクセスできるようにしています。( API を実装済み、または実装中のサービス プロバイダーは 160 社超としています。)
初期の API はセキュリティに重点が置かれており、認証や不正検出機能を提供し、今後さらに追加される予定とのこと。
MEF は Colt、Orange と共同で行った取り組みでは MEF オープン標準 API を実装し、リモート ユーザーがワイヤレス ネットワーク経由でビデオストリーミングを行い、Colt インフラストラクチャ全体でオンデマンドで品質を提供で切る展示を行っています。
AIに関して、Mistral CEOは、通信キャリアに地域のAIエコシステムを強化するためにデータセンターインフラの構築とハイパースケーラーになることに投資するよう要望。
AI革命はクラウドを分散化する機会ももたらしているとし、Amazon、グーグル、マイクロソフトというハイパースケーラーの巨大企業3社が支配する現在のクラウド市場と比較して、より多くのアクターが必要だとしています。
加えて、欧州の企業に対し、可能な限り国産品を購入することで米国技術への依存を減らすよう求めつつも、一部の重要な技術インフラについては米国以外の選択肢がないため、「現実的」である必要があるとしています。
今後の技術開発について、AI モデルがますます「専門化」していくだろうとのこと。
なお、GPUaaSの需要は高まっており、GPUaaS事業者のCoreWeave(MetaなどにAIワークロードを提供)がIPOを行うなど、AI分散コンピューティングは活況です。
Juniper Networksは、GPUaaS と AIaaS を管理して導入を迅速化し、運用を簡素化するneocloudプロバイダー、従来のサービス プロバイダー、その他の AI クラウド プロバイダー向けに構築されたソリューションを発表しています。
ちなみに、neocloudとは、CoreWeave や Vultr を含む、GPU-as-a-Service と AI-as-a-Service (GPUaaS と AIaaS)に重点を置いた新世代のクラウド プロバイダーを指すとのこと。
<参照URL>
http://techcrunch.com/2025/03/04/mistral-urges-telcos-to-get-into-the-hyperscaler-game
AIのモデル作成には大量の正確なデータセットが必須であり、それを提供する企業が重宝されますが、そのデータセット作成は、基本的に請け負いやアウトソースであり、問題が起きています。
Scale AI は 2016 年設立されたAI トレーニング データセットのプロバイダー。
OpenAI の GPT-4 などのLLMをトレーニングするために必要な正確にラベル付けされた膨大な量のデータをAI モデル開発者に提供しています。
その独自のラベリングされたデータセットのほとんどはサードパーティの寄稿者によって作成されており、リクエストに応じてカスタマイズされたデータセットを作成および微調整するのも社外の研究者やデータサイエンティストであり、データセット作成のギグワークプラットフォームと言えます。
米国の9,000以上の都市や町で数万人の貢献者がいるとされていますが、低賃金と無理難題に不満を漏らしているとされています。
<参照URL>
https://www.lightreading.com/open-ran/forget-the-hullabaloo-says-at-t-slow-and-steady-wins-the-race
AI に必要なリソースに関する議論では、チップセット、データ センター、電力が注目されるが、大規模な AI ワークロードの分散においてネットワークが果たす役割も重要とし、ダーク ファイバーや広帯域幅が求められ、推論への注目で、トラフィックがデバイスからデバイスへ、エッジからコアへ、そしてクラウドへと移動する、より分散化されたコンピューティング環境への移行が促進されているとのこと。
AI Connectは、Vultr と提携し、5年前から米国全土にあるVerizonの主要拠点に構築し提供しているエッジサービスのスペース、電力、冷却機能を拡張して、米国の主要都市 71 か所にまたがる光ファイバー資産も活用しているとしています。
こうした動きは、Verizonだけでなく、Lumen、Zayo、Windstream などの長距離および中距離の通信事業者も
需要を満たすためにネットワーク容量に投資しており、Zayo は5,000 マイルの長距離光ファイバーを敷設する計画です。
一方で、Verizonの企業顧客は、AIへの投資を慎重に行い、「誇大宣伝に巻き込まれる」ことや「問題を探すソリューション」の実装を避けたいと考えているともしています。
早期に AI を導入する企業は「大規模」である傾向があり、製造、物流、サプライ チェーン、医療などの「アセット重視の業界」では、エッジに膨大な量の貴重なデータが存在するとし、企業は接続できることだけを望んでおり、無線でも有線と同じ種類の SLA を提供することを望み、需要を先取りすることなく、迅速かつ効率的に問題を解決できる能力を確保することを考えているとしています。
<参照URL>
https://www.verizon.com/about/sites/default/files/2025-03/MS_Conference_Transcript_030405.pdf
Qualcomm の SnapdragonとHololight の XR ストリーミング サービスを搭載した AI 没入型の軽量スマートグラスを用いて、シームレスな XR 体験のためのネットワークの準備状況、低遅延や高度なスケジューラを実現するネットワーク スライシング等の5G Advanced 機能も実証する予定とのこと。
なお、T-Mobileは、まもなく5G-Advancedを全国的に開始するともしています。
5G-Advanced の公式定義がやや曖昧であるとしつつ以下の4点をポイントとしています。
DTは2024年4月にPerplexityと提携を結んでおり、ロック画面で AI をフルに体験できるAI Phoneは、今年後半に正式発表、2026年に1,000ドル未満の価格で販売を開始する予定とのこと。
また、Magenta AIは、すでにDTの顧客であれば、自身のAndroidまたはiOSデバイスにインストールして利用できるとのこと。
DTは、AI企業になりつつありLLMを作っているわけではないが、AIエージェントは作っているとしています。
<参照URL>
https://www.telekom.com/en/media/media-information/archive/from-the-vision-to-our-ai-phone-1088630
https://www.telekom.com/en/media/media-information/archive/deutsche-telekom-at-mwc-2025-ai-phone-flying-base-stations-and-self-healing-networks-1088708
SatCoは、欧州を100%カバー、消費者と企業が安全な衛星セルラーブロードバンド接続を利用できるようにするとのこと。地上局のネットワークを構築して運用し、AST SpaceMobileのLEO衛星ネットワークと接続するバックホールサービスを提供するとしています。
量子コンピュータがもたらすセキュリティリスクからユーザーを保護するための「耐量子」技術の開発で IBM と提携、Vodafoneの既存の Secure Net セキュリティサービスを強化するために、IBM の耐量子技術を使用したPoCを実施するとのこと。
同センターは、量子通信とサイバーセキュリティ、コンピューティングとシミュレーション、センサーと計測の分野でイノベーションを推進するとのこと。
また、暗号の脅威に迅速に対応し、鍵、証明書、データを保護し、量子セキュリティの未来のために必要なメカニズムを自社システムに組み込む「暗号アジリティ・アプローチ」の採用にも取り組み、同時に顧客に同技術を提供するとしています。
完全に機能する量子コンピューターの実現にはまだ何年もかかるかもしれないが、地政学的状況を考慮すると、金融、医療、防衛などの分野ではできるだけ早くソリューションを導入すべきだとのこと。MWCでは、ポスト量子暗号通信(PQC)のデモを行っています。
AI-RANコンセプトに基づくAITRASは、AIとRANのワークロードを一つのNVIDIAコンピューティングプラットフォーム上でホストできるようにしたもの。
自社の商用ネットワーク全体にAITRASを実装するだけでなく、2026年からは世界中の通信事業者にソリューションを拡大することを予定しています。
MWC Barcelona 2025にて、富士通と共同で、NVIDIA Grace CPU スーパーチップ プラットフォーム(Arm Neoverse V2 ベース)にCU機能を実装すると発表しています。
また、GH200 Grace Hopper スーパーチップに CU 機能とDU機能の両方を展開する分散 RAN (D-RAN) 機能の実装も予定しているとのこと。
Softbankは、AITRASにおいて、CUとDUを別々のサーバーに配備して基地局のリソース効率を高める集中型RAN(C-RAN)と、CUとDUを同じサーバーで処理してハードウェア構成を最小限に抑えるD-RANという2種類のアーキテクチャを実現したとしています。
2025年4月から2026年3月の間に屋外テストでC-RANとD-RANを展開し、次のステップとしてパフォーマンス検証を行う予定とのこと。
<参照URL>
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20250303_05/
https://www.softbank.jp/corp/technology/research/news/067/
バイデン政権時に制定されたCHIPS Actは、米国の半導体製造企業に対して、融資、減税、その他の優遇措置とともに、390億ドルの補助金を割り当て、うち110億ドルを半導体の研究開発に割り当てるものです。(Intel、Samsung、TSMCなどが受領)
トランプ大統領は、CHIPS法は、本当にひどいものだとし、我々は何千億ドルも出しているが、何の意味もない。彼らは我々の金を取っても使わないと断じるとともに、議会は半導体補助金プログラムを廃止し、使われなかった資金を「負債の削減やその他の理由」に使うべきだとしています。
すでに融資を監督する商務省の部門の職員数十人を解雇したとのこと。
AI エージェントの能力を最大限に発揮するには、企業のネットワーク外にある他のエージェントと通信できる必要があるとされ、相互運用性が重要になります。
Cisco、LangChain、LlamaIndex、Galileo、Gleanなどで構成されるAGNTCYは、あらゆるAIエージェントが他のエージェントと簡単に通信し、データを交換できるようにすることを目的としているとのこと。
顧客は AGNTCY プラットフォーム上でこれらすべてのエージェントを統合し、ワークフローを構築しながら発見、構成、展開、評価することができるとしています。
<参照URL>
https://agntcy.org/
RANのCU・DU、5Gコア向けにオンプレで実行可能にし、ワークロードがどこにあっても、同じ AWS インフラストラクチャ、サービス、API、ツール、共通のCI/CDパイプラインを使用できるため、運用上の負担を軽減し、統合コストを削減し、新機能の開発を最大限に高めることができるとのこと。
通信事業者向けの ArmベースのGraviton3 CPUを搭載するOutposts は今年後半に出荷される予定で、Telefonica、Orange、Du Network は、今年後半に AWS のフィールド評価を開始する予定としています。
また、顧客サービスとネットワーク運用向けに、AIモデルのトレーニング用に GPU などのインフラ、ミドルウェア、 開発者、ビジネス分析、コール センターなどのためのアプリケーションを提供。
Dish、Telefónica、Comcast などの通信事業者と連携しているとしています。
Microsoft 365 Copilot と Dynamics 365に統合されており、会議の準備、リアルタイムの顧客とのやり取り、会議後のフォローアップを管理し、CRMから得た洞察を加えて、次のアクションステップを提示するとのこと。
Sales Agentは、Outlook、Teams、Word などの Microsoft 365 アプリに埋め込まれており、毎日使用するツールで作業を続けながら、AI を活用した分析情報や推奨事項を提供するとしています。
エージェントは、アカウントの詳細、最近のやり取り、関連文書をまとめて、営業担当者が会議前に準備するのを支援、ブリーフィングの概要を自動的に生成。
顧客とのライブミーティング中には、話し合いのポイントを提案し、販売データを提示し、アクション項目を強調することで、リアルタイムのガイダンスを提供。
ミーティングの後、エージェントはパーソナライズされたフォローアップメールを作成し、次善策を提案し、主要な議論のポイントを要約するとのこと。
Microsoftは、OpenAIとの緊密なパートナーシップを継続するとともに、
Microsoft AIのモデルやオープンソースモデルなど、さまざまなモデルを組み合わせて使用しているとしており、OpenAI や Anthropic のモデルと競合できるMicrosoft Artificial Intelligenceを開発し、
Copilot に統合できるかどうかを評価。
ユーザーは自分の携帯電話の画面に表示されているものをGeminiと共有し、質問することができるとのこと。
また、動画を撮影し、撮影中に Gemini に質問することができるLive Video機能も発表しています。
これらの機能は今月後半にAndroid版Google One AIプレミアムプランのGemini Advancedユーザーに提供される予定とのこと。
<参照URL>
https://blog.google/feed/android-gemini-mobile-world-congress-2025/
このコンソーシアムは、OpenAI から 5,000 万ドルの資金提供を受けて発足。
研究助成金、コンピューティング資金、APIアクセスを提供し、「知識のフロンティア」の発展を目指す学生、教育者、研究者をサポートするとのこと。
NextGenAI の創設パートナーには、カリフォルニア工科大学、MIT、ボストン小児病院とボストン公共図書館など15の研究機関が含まれます。
<参照URL>
https://openai.com/index/introducing-nextgenai/
Cisco Investment、Salesforce Ventures、Menlo Ventures、General Catalystなど著名なVC/CVCが参加しています。
AI システムをさらに強化するため、今回のシリーズ E ラウンドを活用してコンピューティング能力をさらに増強するとのこと。
Anthropic は、モデル開発のために、AWSが独自に開発した AWS Trainium および Inferentia チップを搭載した
AWS インスタンスを使用しています。
<参照URL>
https://www.anthropic.com/news/anthropic-raises-series-e-at-usd61-5b-post-money-valuation
言語機能と視覚機能を統合した新しいオープンウェイトのマルチモーダル AI モデルであり、
23 の異なる言語での入力をサポートし、画像解釈、テキスト生成、
ビジュアルコンテンツの自然言語への翻訳能力を強化、
多言語 AI をよりアクセスしやすく効果的なものにするとのこと。
Creative Commons Attribution-NonCommercial 4.0 International (CC BY-NC 4.0) ライセンスの下で公開されており、 研究者や開発者は適切な帰属表示を行えば、非営利目的で自由にモデルを使用、変更、共有できるとしています。
<参照URL>
https://cohere.com/blog/aya-vision
効果音などのオーディオを生成できるAIモデルでStable Audio Openを、Armチップを搭載したモバイルデバイスで実行可能とのこと。
SunoやUdioなどオーディオ生成AIモデルのほとんどはクラウド処理であり、オフラインでは使用できません。
かつ、一部のオーディオ生成AIモデルは著作権保護コンテンツでトレーニングされており、IPリスクがあります。Stable Audio Openのトレーニングセットはロイヤリティフリーのオーディオと曲で構成され。Armチップ上で動作するとしています。Armv9 CPU 上で、11 秒のオーディオ サンプル を生成するのに約 8 秒かかるとのこと。
<参照URL>
https://newsroom.arm.com/blog/stability-ai-arm-kleidi-text-to-audio-generation
これまでのリアクティブ型のAIから、バックグラウンドで自律的に動作できるプロアクティブ エージェントへの移行となり、ニーズを予測し、データの変更を監視し、あらゆるビジネス プロセスにわたって自律的にアクションを実行でき、企業がエージェント AI をあらゆるワークフローやアプリケーションに組み込むことがこれまで以上に簡単になるとのこと。
そのほかにも、プロトタイプを作成するための無料のAgentforce Developer Edition環境、エージェントをより迅速に構成するのに役立つAgent Builderの AI アシスタンス、大規模なエージェント構成の自動評価を行うテストセンター、200 社を超える初期パートナーと数百の構築済みエージェントコンポーネントを備えたマーケットプレイスAgentExchangeを立ち上げ、Agentforce API、MuleSoft 統合、Slack ワークフロー ビルダーの Agentforce ステップを通じて、さまざまなコンテキストにエージェントを埋め込む新しい機能も提供するとのこと。
Agentforce 2dx プラットフォームは 2025 年 4 月に一般公開される予定で、一部の機能は先行してリリースされるとしています。
<参照URL>
https://www.salesforce.com/news/press-releases/2025/03/05/agentforce-2dx-news/
そのほか、5G Advanced Service対応や、Programmableコア製品でAPIによる管理、既存の音声、データ、およびメッセージング サービスの展開などが可能になったとしています。
<参照URL>
https://www.cisco.com/c/en/us/training-events/events/mobile-world-congress.html#~home
KDDIxSamsung
展開時間の短縮、ソフトウェアのアップグレードの加速、柔軟性の向上、ダウンタイムの最小化のため、
コンテナ化されたアプリケーションとvRANの開発、展開、管理に
OpenShift Kubernetesプラットフォームを使用してO-RANを最適化。
より高速なプロビジョニングを実現するイメージのインストールとアップグレード、
ゼロタッチプロビジョニングを可能にするプラットフォームを構築。
<参照URL>
https://www.redhat.com/en/red-hat-mwc-newsroom
Now AssistとNVIDIA NIM マイクロサービス、NeMo ツールを組み合わせたAIエージェントは顧客サービスとネットワーク運用に関する問題を自律的に解決することで、サービスライフサイクルにおけ生産性を向上。
エージェントは、ネットワーク データを分析して発生した問題を診断し、ネットワークの保守、テスト、修復を行うように設計。
ネットワーク アラートが発生するとすぐに対応し、根本原因を突き止め、発生する可能性のあるネットワークの中断を予測し、顧客に影響が出る前にその対処を提案するとのこと。
この分析は数秒で実行され、担当エンジニアのタスクをスケジュールすることで、最適な修復方法を即座に判断し、修復作業を調整することができるとしています。
3 月 12 日にリリース予定の Yokohama リリースで、通信業界の顧客に提供される予定としています。
AI エージェントは、NVIDIAと共同で、Nvidia AI Enterpriseと AI プラットフォームを使用して開発され、840 個のH100 GPUを搭載した Nvidia DGX クラウドを使用してトレーニングされたとのこと。
<参照URL>
https://www.servicenow.com/company/media/press-room/nvidia-ai-agents-telco.html
https://www.servicenow.com/blogs/2025/accelerating-telecom-transformation
VeloSky (旧Vmware VeloCloudがベース)は、有線、無線、衛星の各接続に別々のデバイスが必要になることが多く、管理や監視が難しくなり、コストが増加するとして、そのプロセスを自動化。
複数のネットワークタイプに単一のリンクを提供、オペレーターの課金を一元化するように設計されているとのこと。
AIのデータトラフィックは、高帯域幅、低レイテンシ、アップストリーム容量が必要とされ、ダウンロード容量を要求する従来のクラウド アプリケーションに対して、AI アプリケーションでは、大量のアップロードが必要であり、(RAGで多くのコンテキストを取得するため、エンドポイントから上流に送信、変更されてから下流に返信というトラフィック傾向)
VeloSkyは、アプリケーション ベースでトラフィックを管理し、ネットワーク メトリックではなくアプリケーション要件に焦点を当てているとしています。
暗号化されたアプリケーション トラフィックを識別して優先順位を付けることにより、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを向上させるため、AIを活用したVelo Robust AI Networkingをベースに構築されているとのこと。
<参照URL>
https://www.broadcom.com/products/software/velocloud-sd-wan/velosky
https://www.broadcom.cn/docs/VC-VeloSky-SB
5G AI プロセッサを統合したX85 5G Modem-RFは、Android スマートフォン、PC、FWAアクセス ポイント、自動車、XR 向けで最もバッテリー効率が高く、最も信頼性の高い 5G 高度接続を提供できるとのこと。
シームレスなストリーミング、ダウンロード、アップロードの高速化、混雑したエリアでのネットワーク信頼性の向上、バッテリー寿命の延長、位置精度の向上により、全体的に優れたユーザー エクスペリエンスを実現するとしています。
すでに顧客向けにサンプル提供されており、今年後半には商用デバイスに搭載される予定とのこと。
<参照URL>
https://www.qualcomm.com/news/releases/2025/03/introducing-qualcomm-x85--the-world-s-leading-modem-rf-for-unpre
https://www.qualcomm.com/content/dam/qcomm-martech/dm-assets/images/company/news-media/media-center/press-kits/mwc-barcelona-2025/documents/QualcommX855GModem-RFPartnerQuoteSheet.pdf