目次
トレンド
IDC
生成 AI の使用率は 2023 年の 55% から 2024 年には 75% に急増
企業が生成 AI に投資する 1 ドルごとに、ROI は 3.7 倍になります。
平均すると、AI の導入には 8 か月もかからず、企業は 13 か月以内に価値を実現しています。
24 か月以内に、ほとんどの企業は、事前に構築された AI ソリューションから、カスタマイズまたはカスタム構築された高度な AI ワークロードに拡張する予定です。
生成 AI の ROI が最も高いのは金融サービスで、次いでメディアおよび通信、モビリティ、小売および消費財、エネルギー、製造、ヘルスケア、教育となっています。
現在、企業が AI を収益化する主な方法は、生産性のユースケースです。
43% が、生産性ユースケースが最大の ROI をもたらしたと回答しています。
今後 24 か月間は、機能と業界のユースケースにさらに重点が置かれることになります。
AI を実装する際の最大の障壁は、技術的なスキルと日常的な AI スキルの両方が不足していることです。
PaloAlto Networks
Palo Alto NetworksのファイアウォールOS PAN OSに脆弱性があり、ゼロデイ攻撃が確認される
CVE-2024-0012により、管理 Web インターフェースへのネットワークアクセス権を持つ攻撃者は管理者権限を取得できます。
CVE-2024-9474により、攻撃者は侵害されたファイアウォール上でより高いルート権限でアクションを実行できます。
これらの脆弱性を併用すると、影響を受けるファイアウォールに攻撃者は可能な限り高い権限で悪意のあるコードをリモートから埋め込み、企業のネットワークへのより深いアクセスが可能になるとのこと。
欠陥は開発プロセスにおける基本的なミスによって生じたとされ、すでに修正パッチがリリースされていますが、
ハッカーはこの 2 つの欠陥を利用して、2,000 台以上の Palo Alto Networks ファイアウォールを侵害したとされます。
概念実証のエクスプロイトが公開された後、11月19日にはハッカーらがPalo Alto Networks ファイアウォールの
2つの脆弱性を悪用して顧客ネットワークに侵入するのを観察したともされています。
<参照URL>
https://unit42.paloaltonetworks.com/cve-2024-0012-cve-2024-9474/#post-137539-_50343o6a6han
https://security.paloaltonetworks.com/CVE-2024-0012
https://security.paloaltonetworks.com/CVE-2024-9474
https://www.cisa.gov/known-exploited-vulnerabilities-catalog
最近の攻撃者ははるかに自動化されており、さまざまな方法で何千回もインフラに侵入しようとするのは簡単で、
攻撃者がやるべきことは、一度成功することだけでで、それを見逃すと、侵入され、状況は一気に不利になるとし、2025年、SOC は検出と対応の遅れの原因となる非効率性の削減に注力するため、MTTDとMTTRを測定する年になるだろうと予測。
将来の SOC では、日常的な検出と対応をAIに頼り、より複雑なケースには人間が介入することになるとしています。
また、データが複数のシステムにまたがってサイロ化されることが多く、非効率性が生じてコストが増加しているため、1 つの大規模なデータセットを管理する方が、個別のストレージおよび処理リソースを必要とする複数のシステムを維持するよりもはるかにコスト効率が高くななるとして、サイバーセキュリティ運用のバックボーンは単一の統合データ レイクに移行するだろうともしています。
<参照URL>
https://www.paloaltonetworks.com/why-paloaltonetworks/cyber-predictions
NVIDIA
トレーニング環境のスケーリングの減退予測とAIモデル改善における新たな手法への対応について説明
NVIDIAの四半期決算は、売上高が 122%、262%、265% 増加した過去 3 四半期と比較すると、収益の伸びが鈍化しています。(約70%の売上増となる375億ドルの収益のうち約 31 億ドルは、InfiniBandなどのネットワーク製品)
Blackwellについて、はデータセンターのサーバーラック内で連結された複数のクラスターをテストする際に過熱の問題が発生する可能性があり、さらなる遅延が発生する可能性があるという報道があるものの、ほとんどの顧客がすでにサンプルを受け取り始めており、これまでに1万3000個が出荷され、第4四半期に生産を拡大し、2026年度まで生産を加速させる予定だとしています。
OpenAI o1 モデルなどでは、質問を「考える」ための時間と計算能力を AI モデルにもっと与えれば、AI モデルはより良い答えを出すという考え、「テスト時間のスケーリング」手法が採られています。
これは、AI推論に重点が置かれる手法であり、NVIDIAはAIモデルのトレーニングにおけるゴールドスタンダードで、GroqやCerebrasなど、超高速AI推論チップを開発しているスタートアップが多数ある中、NVIDIAのビジネスに影響があるのではないのか、とみられています。
Jensen Huang CEOは、AI モデル開発者は事前トレーニング段階でさらに多くのコンピューティングとデータを追加することで、依然としてモデルの改善を続けているとし、基礎モデルの事前トレーニングのスケーリングはそのまま継続しているとしています。
<参照URL>
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-financial-results-for-third-quarter-fiscal-2025
USキャリア
AT&T
NB-IoTを段階的に廃止へ
NB-IoT は、中国以外ではあまり普及しておらず(中国が世界の NB-IoT 接続の約 90% を占めている)、LoRa、LTE-M、5G RedCap などの他の IoT ネットワーキング技術は進歩しつつあります。
そうした中、AT&Tは、NB-IoTからLTE-M に移行することで、ビジネス顧客向けのIoTサービスを改善するとし、新しい NB-IoT デバイスの認証と、NB-IoT ネットワークを利用したデータ プランの販売を停止し、2025年第1四半期までにNB-IoTネットワークの廃止を完了するとしています。
Verizon、T-Mobileは引き続きNB-IoTを提供しており、T-Mobileは、非常に小規模で頻度の低いデータ通信に重点を置いたLPWAテクノロジーであり、バッテリー寿命が非常に長く、コストが低く、スマートメーター、産業用センサー、環境センサーなどの固定されたユースケースに最適としています。
Verizonも、低電力、超低スループット、遅延耐性、イベントトリガー・アイドル モード モビリティの センサーに最適としています。
<参照URL>
https://www.rcrwireless.com/20241120/internet-of-things-4/att-quits-nb-iot
Verizon
Open RAN DASをテキサス州オースティンの2か所に展開
テキサス大学ムーディセンターとオースティンコンベンションセンターに、史上初の相互運用可能なマルチベンダーオープンRAN DAS構成を導入したとのこと。
C バンドに対応するCommScope DAS とSamsung の O-RAN インターフェイスを備えた仮想分散ユニット (vDU) が組み合わされています。
Verizon はOpen RAN を使用して DAS の展開をさらに進める予定としています。
動機はコスト削減とされ、安全にリスクを低減するため影響の少ない一部展開から始めているとされます。
<参照URL>
https://www.verizon.com/about/news/verizon-deploys-first-interoperable-multi-vendor-o-ran-das-system
T-Mobile
NokiaからEricssonに乗り換えるとの報道
これが本当の場合、Nokiaは米国の大手携帯電話事業者3社すべてから契約を解除され、Ericssonが北米市場をほぼ独占することになります。
Nokiaの競合他社はすべて、同じMIMO構成(32T/64T)、同じRF出力、同じIBW/OBW、同じ重量でファンなしで同じMassive MIMO無線機を設計することに成功しているとされ、NokiaのMIMO無線ボックスのファンの問題を解決するのを10年以上も待っているが解消されないのが原因としています。
なお、Nokiaはこの見解を即時に否定しています。
なお、Ericssonは、こうした状況を受けてか、HQをアメリカに移転する計画があるとされています。
<参照URL>
https://www.linkedin.com/pulse/could-nokia-kicked-out-t-mobile-usa-lightning-strike-three-earl-lum-pvxqe/
https://www.bnnbloomberg.ca/business/company-news/2024/11/18/ericsson-chief-looks-for-growth-in-us-as-europe-falls-behind/
https://www.nokia.com/about-us/newsroom/statements/nokia-and-t-mobile-comment-on-their-partnership/
ワールドワイドキャリア
DT
自社アプリMeinMagentaで。PerplexityのAIエンジンを組み込んだMagenta AIをリリース
インターネットでリアルタイムに情報を検索し、長いリンクのリストではなく、複雑な質問に対する回答を提供し、その情報源も表示、最新のニュース記事の要約も提供するとのこと。DTの顧客に無料提供されるとしています。
Softbankも提携するPerplexityは、Google AI出身のチームが開発した対話型AI検索エンジンで、ユーザーの質問に正確に回答するとしてここ数ヶ月の間で一気に注目度を高めています。
単なる検索にとどまらず、画像の生成や解析、読み込ませたPDF等のデータに関する質問、コードや表の作成など、幅広いタスクをこなす多機能性と、従来のAI検索エンジンとは異なり、ブラウジング機能を活用してリアルタイムの情報を提供しています。
政府・団体
米司法省DOJ
Googleのオンライン検索における違法な独占を打破するために、Chromeブラウザを売却すべきだと主張審議はコロンビア特別区連邦地方裁判所で2025年に開始される予定とのこと。
当該裁判所は、Googleが検索事業における権力を乱用し、違法な独占企業であるとの判決を下しています。
DOJは、Googleが検索事業の主要配信チャネルであるAndroidとChromeを所有していることが、検索市場の競争力を高めるための対策を適用する上で「大きな課題」となっているとしています。
独占状態に対処するため、Androidを強制的に売却させることなどを提案。分離に反対する可能性があるため、競合他社に不利となるようなAndroidの使用を禁じることも提案しています。
また、検索データと広告クリックデータを競合他社にライセンス供与すべきだとし、さらに、Chrome を分離した後 5 年間はブラウザ市場に再参入することを禁じ、競合の広告テキスト検索、クエリベースの AI、広告技術を買収または所有すべきではないとし、AI モデルのトレーニングにデータを使用することをパブリッシャーが拒否できることも提案しています。
Googleは、DOJの申し立ては「過激な介入主義の計画」であり、米国民と米国の世界における技術力に損害を与えるものだと主張しています。
ユーザーのセキュリティとプライバシーを危険にさらし、ChromeとAndroidの品質を低下させ、Google検索に依存するMozilla Firefoxなどのサービスに悪影響を及ぼすと主張もしています。
<参照URL>
https://storage.courtlistener.com/recap/gov.uscourts.dcd.223205/gov.uscourts.dcd.223205.1062.0.pdf
https://blog.google/outreach-initiatives/public-policy/doj-search-remedies-nov-2024/
FCC
FCC委員長ジェシカ・ローゼンウォーセル、ドナルド・トランプが大統領に就任したらFCCを退任すると発表
トランプ大統領政権時代にストップしたネット中立性の復活をさせましたが、新大統領就任時に辞任するという長年の委員会の慣例に従った形です。
FCCの新委員長は、スペクトル調整プロセスの改善や「無駄な」ブロードバンド支出政策の廃止を訴えるブレンダン・カーが就任するとのこと。
Tech Giants
Microsoft
Microsoft Ignite 2024を開催、新製品を発表
Microsoft 製品スイート内で、エージェント機能を担うように Copilots の役割を拡大しています。
Azure AI Foundry
企業は、AI ソリューションを市場に投入する時間とコストを削減しながら、パフォーマンスと ROI を継続的に監視、測定、評価したいと考えているとし、Azure AI Foundry は、最先端の AI テクノロジと実用的なビジネス アプリケーションの間のギャップを埋め、企業が AI の可能性を効率的かつ効果的に最大限に活用できるようにするとのこと。
クローズドおよびオープンの基盤モデル、タスクモデル、および業界特化モデルを含む1,800 を超えるモデル カタログが含まれ、 Azure AI Search、AI エージェント、AI コンテンツセーフティ、Azure Machine Learning などの既存の Azure AI ツールと これらを組み合わせるとしており、生成AI ベース アプリケーション構築のハブである Azure AI Studio は、AI Foundry の管理コンソールおよびポータルとなるとしています。
Azure ND GB200 v6
Nvidia GB200 NVL 72とQuantum InfiniBandネットワークを組み合わせ、AIスーパーコンピューティング用に「数万」のBlackwell GPUをリンク可能。
Azure HBv5
AMD EPYC 9V64H プロセッサを搭載し、HPC ワークロード向けに設計され、7Tbpsの高帯域幅メモリを備えることで、最新のベアメタルやクラウドの代替品よりも 8 倍、オンプレミス サーバーよりも最大 35 倍高速とのこと。
来年中にリリースされますが、今すぐプレビュー アクセスにサインアップできるとしています。
SideKick Rack
OCPの活動に基づく、NVIDIA GPUや自社製チップ Azure Maia GPU などの AI アクセラレータの冷却に既存のデータセンターに AI アクセラレーターをさらに追加できるようにするための新しい分散型パワー ラックを開発。
400V 電力を供給し、サーバー ラックあたり最大 35% 多く AI アクセラレーターをサポート、動的な電力調整も可能なので、必要に応じてスケールアップまたはスケールダウンし、さまざまな種類の AI ワークロードをサポートするとのこと。
Teams
Microsoft 365の加入者が、自分の声を複製、リアルタイムで音声翻訳できるInterpreter in Teamsを発表。
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、中国語(北京語)、スペイン語の最大9言語で自分の音声をシミュレートできるとのこと。
Windows 365 Link
クラウドでホストされる仮想WindowsマシンWindows 365に接続するファンレスの軽量PCを発表。
企業が Windows 365 Link をリモートで管理 し、更新プログラムを自動的にチェック、ダウンロード、インストールするように構成できるとし、デバイスにストレージがなく、ローカル アプリケーションをインストールできないとのこと。
来年 4 月に「一部の市場」で 349 ドルの希望小売価格で発売される予定としています。
Windows on Meta Quest
Windows 11 の「フル機能」を Meta Quest 3とQuest 3Sからローカルの Windows PC または Windows 365経由でクラウドインスタンスアクセス可能に。12 月にパブリック プレビュー。
Azure Boost DPU
Azureクラウド上のワークロードのセキュリティを強化、特にデータ処理、ネットワーク、ストレージ関連のタスクを管理できる 新しいハードウェアアクセラレータを発表。
DPU を搭載した Azure サーバーは、既存の 4 倍のパフォーマンスでストレージワークロードを実行し、消費電力を 3 分の 1 に抑えられるとのこと。
DPU は、データトラフィックのセキュリティやネットワーク ルーティングなど、特定のデータ処理タスクを処理するために設計された専用のハードウェアで、NVIDIA BlueField、AMD Pensando DPU、AWS Nitro カードなどが代表的です。
また、Azure Integrated HSMも発表。
FIPS 140-3 レベル 3 セキュリティ標準を満たすように設計された専用のハードウェア セキュリティ モジュールが付属し、署名キー (デジタル暗号署名) と暗号化キー (データの暗号化に使用されるビットの文字列) を「パフォーマンスを犠牲にしたり、遅延を増加させたりすることなく」安全なモジュールに格納できるとしています。
Crowdstrikeの障害への対策
2025年初頭にリリースされる新機能Quick Machine Recoveryにより、Windows マシンが起動できない場合でも、IT 管理者は特定のソフトウェア修正をリモートで実行できるようになり、ウイルス対策ソフトウェアなどのセキュリティ製品を「カーネル モード」外で実行できるようにする方法もテストしているとのこと。(2025 年 7 月にプライベート プレビューとしてリリースされる予定)
また、管理者権限を持たない Windows ユーザーが必要に応じて PC のシステムを変更できるようにするAdministrator Protection もプレビューしています。
一部のアプリのインストールなど、システムの変更に管理者権限が必要な場合、ユーザーは Windows Hello を使用して変更を安全に承認するよう求められるとしています。
加えて、Windows 11 Enterprise 24H2 およびWindows 365のプレビューでホットパッチを導入。
ホットパッチでは、バックグラウンドで更新プログラムをダウンロードしてすぐに適用するため、デバイスの再起動が不要になるとのこと。
Microsoft Security Exposure Management Platform (MSEM)
現代の攻撃の高度化、規模、スピードには、セキュリティの世代交代が必要とし、グラフ テクノロジを活用して、デバイス、ID、データなどのデジタル資産間の関係を動的にマッピング。
MSEM のグラフ データベース サポートにより、セキュリティチームはリスクの高い攻撃パスを特定し、プロアクティブな修復作業の優先順位を付けることができるとのこと。
グラフ データベースを使用すると、ドメイン間で攻撃者の行動をマッピングし、攻撃者が悪用する微妙なつながりやパターンを特定でき、 これらの関係を視覚化することで、防御側は複雑なドメイン間攻撃戦略を予測して阻止するために必要なコンテキストの洞察を 得ることができるとしています。
Atom Computingと提携
2025年に1,000以上の物理量子ビットが搭載された商用量子コンピュータを発売する予定。
<参照URL>
https://ignite.microsoft.com/en-US/home
http://siliconangle.com/2024/11/19/copilots-will-everywhere-microsoft-ignite-announcement-spree
Amazon
Anthropicに$4Bを追加投資、Anthropicへの投資総額が80億ドルに
Anthropicは、生成AIモデルのトレーニングを行う主な場所としてAWSを選択、学習用にTrainium/推論実行にInferenciaを使用するとのこと。
また、AWS のチップ製造部門である Annapurna Labs と協力して、AI モデルのトレーニング用に AWS がカスタム構築したチップTrainiumアクセラレータの次世代開発を支援、顧客の AI モデルを Trainium インスタンスで実行できるように最適化するコンパイラの開発などをサポートしているとされます。
<参照URL>
https://www.aboutamazon.com/news/aws/amazon-invests-additional-4-billion-anthropic-ai
https://www.anthropic.com/news/anthropic-amazon-trainium
AI エージェント エコシステム プログラムAI Agent Spaceを発表
企業はタスクの自動化、顧客体験の向上、運用の最適化を目的とした AI エージェントを発見、展開、共同作成できるようになるとのこと。
Google の AI テクノロジーの早期プレビュー、エンジニアリングチームからの直接サポート、開発を効率化するベストプラクティスなどのツールとリソースをパートナーに提供することで、パートナーが高度にカスタマイズ可能な AI エージェントを開発できるように構築されているとしています。
また、Google Cloud Marketplace を通じて新しいエージェントを宣伝し、パートナーが作成したエージェントを新しい関心のあるユーザー層に拡大できるようにするともしています。
Accenture、BCG、Capgemini、Cognizant、Deloitte、Infosys、PWC、Wiproなどが、自社のツールで何ができるのか、企業が社内エージェントを AI Agent Spaceに移植し、そこで SaaS ソリューションとして販売する方法を示しています。
Google のマーケットプレイス モデルにより、企業はさまざまな構築済みエージェントから選択したり、パートナーと協力してカスタム ソリューションを作成したりできるようになるとのこと。
<参照URL>
https://console.cloud.google.com/marketplace/browse?filter=category:ai-agent
Geminiチャットボットにメモリ機能を追加
特定の Gemini ユーザーに対して生活、仕事、個人の好みに関する情報などを記憶できるようになったとのこと。
Gemini に好きな食べ物を記憶するように指示すると、次にボットにレストランのおすすめを尋ねると、ボットは料理の好みに合わせて提案をカスタマイズするとしています。
月額 20 ドルのGoogle One AI プレミアムプランの加入者のみが利用可能で、英語プロンプトでWebでのみ使用できるとしています。
<参照URL>
https://x.com/testingcatalog/status/1858910209227522238/photo/1
Meta
Ray-Ban Meta AR グラスのユーザー向けに特定の AI 機能を展開
イタリア、スペインでは、Meta AI を音声で呼び出し、一般的な質問に対する回答を得ることができるように。
今回のアップデートにより、Meta AI は英語に加えてフランス語、イタリア語、スペイン語もサポートするようになったとのこと。
米国、カナダ、オーストラリアで利用可能なマルチモーダル機能(グラスのカメラに映っているものに関する質問への回答を得る機能)は含まれていないとしています。
SalesforceのAI担当VPであるClara Shih氏を、Metaの企業向けのAIツールを構築する新しい部門に採用
新部門は、Instagram、Facebook、WhatsApp で広告やコンテンツ作成を行っている企業に、Llama で作成された AI 製品(AI 生成の広告を作成するツールなど)を提供するとのこと。
企業
Equinix
シンガポールで2億6000万ドル規模の持続可能なAI向けIBXデータセンターSG6を着工
20MWクラスのSG6 は、炭素排出量の少ない建築材料や、GPU などの高密度ハードウェアに液体冷却技術を採用、
地元の電力網へ再生可能エネルギー供給を支援するため、シンガポールのSembcorp Industriesと再生可能電力購入契約を締結したとのこと。
計算集約型の AI ワークロード向けとされ、Equinix データセンターを相互接続するグローバル ネットワークに追加され、 AI リソースとデータ ソース間の低遅延、高帯域幅の接続が容易になり、地理的に分散しながら、効率的な AI ワークフローが可能になるとしています。
ベンダ
OpenAI
人間の道徳的判断を予測できるアルゴリズムに関する学術研究に資金を提供
「道徳的なAIの作成」を研究するデューク大学教授陣に3年間で100万ドルの大規模な助成金の一部として提供。
「医学、法律、ビジネスにおける道徳に関連する特徴間の」対立を伴うシナリオにおいて「人間の道徳的判断を予測する」アルゴリズムを訓練するとのこと。
AI は倫理的な概念を理解しておらず、道徳的な意思決定に影響を与える推論や感情も把握していません。
そのため、AI は西洋の、教育を受けた、工業化された国の価値観をそのまま繰り返す傾向があり、Web や AI のトレーニング データは、こうした視点を支持する記事で占められています。
道徳の本質的な主観性によって解決は困難と予想されます。
Anthropic Claudeはカント主義(つまり絶対的な道徳規則に重点を置く)の傾向にあり、ChatGPT はほんの少し功利主義(最大数の人々にとって最大の利益を優先する)の傾向にあります。
どちらが優れているのでしょうか?それは誰に尋ねるかによります。
<参照URL>
https://interdisciplinary.duke.edu/news/duke-researchers-internal-seed-funding-yields-robust-harvest/
https://scholars.duke.edu/grant/277567
ChatGPT のAdvanced Voice Mode機能を Web に拡張、ユーザーがブラウザから直接 AI チャットボットと会話できるように
Plus、Enterprise、Teams、または Edu の加入者は、GPT-4oのネイティブ オーディオ機能を使用して、Web上でChatGPTと自然でリアルタイムの会話が可能になるとのこと。
音声は、「のんびりとしていて多才」な「Arbor」を選択したり、「自信があり楽観的」な「Ember」など9パターンから選択できるとしています。
<参照URL>
https://x.com/kevinweil/status/1858950061637419167
Mistral AI
製品アップデートを発表。
Le Chat チャットボットは、引用をつけたWeb を検索できるように。
Mistral の AI モデルを活用してコンテンツを変更、編集、変換できるようになるCanvasツールも発表。
グラフや方程式を含むドキュメントなど、PDF ドキュメントや画像を分析および要約できるようになったともしています。
加えて124 個のパラメータを持つ新モデルPixtral Largeは、テキストと画像の両方を処理でき、特定のマルチモーダル ベンチマークで、Anthropic Claude 3.5 Sonnet、Google Gemini 1.5 Pro、OpenAI GPT-4o などの主要なモデルに匹敵するか、それを上回るとのこと。
研究や学術用途向けの制限の厳しいライセンスと、実験、テスト、商用化向けのエンタープライズライセンスの 2 つのライセンスで利用できるとしています。
<参照URL>
https://mistral.ai/news/mistral-chat/
https://mistral.ai/news/pixtral-large/
NVIDIA
Nvidia Omniverse Blueprint を発表
航空宇宙、自動車、製造、エネルギーなどのComputer Assist Engineering (CAE) 顧客は、リアルタイムのインタラクティブ性を備えたデジタル ツインを作成できるとのこと。
Altair、Ansys、Cadence、Siemens などのソフトウェア開発者は、NVIDIAアクセラレーション ライブラリ、物理 AI フレームワーク、インタラクティブな物理ベース レンダリングを含むリファレンス ワークフローを使用して、1,200 倍高速なシミュレーションとリアルタイムの視覚化を実現でき、開発コストとエネルギー使用量を削減しながら、 より迅速に市場投入できるようになるとしています。
リアルタイム物理ソルバーを高速化する Nvidia CUDA-X ライブラリ、フロー フィールドを生成するモデルをトレーニングおよび展開する Nvidia Modulus 物理 AI フレームワーク、3D データの相互運用性とリアルタイム RTX 対応の視覚化を実現する Nvidia Omniverse APIを統合、リアルタイム物理デジタルツインを構築しているとのこと。
Github
GitHub Secure Open Source Fund を立ち上げ
オープンソース ソフトウェアは、グローバルなソフトウェアスタックにどれほど浸透しているかに関係なく、常に適切に保守されているわけではありません。
Githubは、オープンソースが今後も繁栄し、必要なサポートを受けられるように支援する義務があるとし、セキュリティに重点を置くことで、オープンソース プロジェクトが直接資金を得られるよう支援するとのこと。
American Express、1Password、Shopify、Stripe、Microsoft などから 125 万ドルの資金を調達、応募は2025年1月7日の締め切りまで「随時」審査され、その後すぐにプログラミングと資金提供が開始されるとしています。
<参照URL>
https://resources.github.com/github-secure-open-source-fund/
Snowflake
データパイプラインのスタートアップDatavoloを買収
Datavolo は、NSA が開発したデータ処理用のオープンソース プロジェクトである Apache NiFi を使用して、さまざまな データ ソース間のデータフローを自動化を強化、データ「プロセッサ」は、生成 AI アプリケーションを含むデータの抽出、クリーンアップ、変換、強化を行います。
買収により、Snowflakeの顧客向けに、より汎用性の高いデータ処理パイプラインの作成を可能とするとのこと。
ユーザーは使い捨てのデータコネクタを柔軟なパイプラインに置き換えて、クラウドやオンプレミスのソースから
Snowflakeのデータクラウドにデータを移動できるとしています。
<参照URL>
https://www.snowflake.com/engineering-blog/snowflake-datavolo-multimodal-data-integration-platform/
Anthrpoicと提携を発表
複数年にわたる戦略的契約を締結し、Anthropic Claude 3.5を AWS 上に展開しているCoretex AIにも導入するとのこと。 Snowflake を使用する企業は、Claude モデルを活用して、会話エージェントなどの高度な AI アプリケーションを構築できるようになり、 Snowflake の顧客対応エージェントサービスも強化され、従業員による社内ワークフローの加速化にも役立つとしています。
Snowflake が自社のプラットフォームでホストされているデータを使用して、安全に管理された生成 AI アプリケーションを開発するために 必要なすべてを企業に提供する取り組みの一環であり、Snowflakeは監視機能も提供し、ユーザーが Snowflake インスタンスで 開発した LLM アプリケーションのパフォーマンスを注意深く監視できるようにもしているとのこと。
Snowflake の顧客は、構造化データセットと非構造化データセットが存在するデータ クラウド インスタンス内で
Claude モデル (最新の 3.5 シリーズのみ) に直接アクセスできるようになるとしています。
*Databriksも、Anthropicと提携していますが、モデルを自社のプラットフォームで直接ホストしておらず、
モデルは REST API 経由でのみ利用できる形です。
Microsoft Dataverse および Dynamics との相互運用性を拡大
CoPilot開発用の Microsoft Dataverse プラットフォームと Snowflake AI Data Cloud 間の双方向アクセスを可能にするコネクタをサポートしたとのこと。
Microsoft Power Platform ローコード/ノーコード スイート、Dynamics 365 ビジネス アプリケーション、Snowflake に保存されているデータ間の相互運用性が簡素化されるとしています。
Microsoft の顧客は、Snowflake に保存されているデータに対してアクションを実行するアプリケーションやエージェントを構築したい場合、 そのデータを利用できるように、Snowflake 側では、ダッシュボードやエージェントを構築し、Microsoft Dynamics データに基づいて推論したい場合、それが両側で利用できるようになったとのこと。
コネクタは現在、一部顧客を対象としたプライベートプレビュー段階で、GAは来年を予定しているとしています。
MongoDB
MicrosoftとAIアプリケーション開発、リアルタイムデータ分析、展開の柔軟性の向上のため提携を強化
MongoDB Atlas が Microsoft Azure AI Foundry に統合され、顧客は MongoDB のデータ機能と Azure OpenAI Service を組み合わせて、RAGアプリケーションを構築できるようになるとのこと。
開発者は追加のコーディングやパイプライン構築を行わずに、MongoDB Atlas に保存されている独自のデータを使用してLLMを強化でき、チャットボット、コパイロット、エンタープライズ AI アプリケーションの作成プロセスが効率化されるとしています。
Azure AI Foundry のChat Playground機能により、展開前にエンタープライズ データを使用してLLM をリアルタイムでテストできるため、開発がさらに簡素化さるとのこと。
ユーザーは独自のデータを使用して生成 AI モデルを拡張し、アプリケーションが最新のコンテキストに基づいていることを 保証できるようになるとしています。
次に、MongoDB Atlas が Microsoft Fabric の Open Mirroring をサポートし、OneLake とのほぼリアルタイムの接続が可能になったとのこと。
2 つのプラットフォーム間でデータが同期され、企業はタイムリーな分析、AI 予測、ビジネス インテリジェンス レポートを 生成できるようになるとしています。企業は MongoDB の運用データと Microsoft Fabric の分析ツールを活用して 戦略的な意思決定を行い、AI を活用した予測からレポート作成まで、さまざまなユースケースでパフォーマンスを最適化できるとのこと。
また、Azure Marketplace 上の MongoDB Enterprise Advanced を使用して、ユーザーが「独自の方法で MongoDB を展開」できるようになり、Azure Arc 対応の Kubernetes を使用して、オンプレミス、マルチクラウド、エッジ環境全体に MongoDB インスタンスを展開し、自己管理できるともしています。
Kong
APIスタートアップKong、Series E 1億7,500万ドルを資金調達
クラウドネイティブのオープンソース ゲートウェイであり、あらゆるアプリケーションに AI プラグインやLLMを簡単に導入でき、セキュリティとガバナンスの制御機能を備えた Kong AI Gateway も発表。
企業はあらゆる AI モデルやアプリケーションへのデータの流れを慎重に制御し、消費を効果的に管理できるとしています。
<参照URL>
https://konghq.com/blog/news/kongs-series-e-funding
Wizz
Application Security Posture Management (ASPM)と Continuous Threat and Exposure Management (CTEM)のDazzを買収
Wizzは、AWS、Azure、Google Cloud などのクラウド環境からデータを取り込んで、アプリケーション、データ、ネットワーク プロセスをスキャンし、セキュリティ リスク要因を検出します。
また、コード セキュリティ、コンテナ環境セキュリティ、サプライ チェーン セキュリティなどをカバーする製品や、多数のパートナー統合により、ユーザーがリスクが存在する場所を把握できるように、さまざまな詳細なビューを提供しています。
年間経常収益は現在 5 億ドル (来年には 10 億ドルの ARR を目標としている) で、Fortune 100 企業の 45% 以上を顧客としているとのこと。
Dazzは、脆弱性を理解して解決する支援を指し、企業がネットワーク全体から受け取る可能性のある多くの脆弱性アラートに実際に対処するCTEMとネットワークの規模、形状、機能を理解したセキュリティ サービスを構築するASPMを提供し、Wizzのセキュリティ対策機能を強化するとのこと。
そのほか、WizzはExabeamとも提携を発表しています。
Wiz の有害なリスクの組み合わせに関する詳細な可視性とExabeamのAI 駆動型行動分析Exabeam New-Scaleを統合攻撃経路と修復の傾向を時間の経過とともに確認できるようになるとし、パターンを検出し、脅威に優先順位を付け、クラウドおよびハイブリッド環境でより効果的に調査を合理化できるとしています。
<参照URL>
https://www.dazz.io/blog/dazz-joins-wiz
https://www.exabeam.com/press-releases/exabeam-and-wiz-partner-to-strengthen-cloud-security-threat-detection/
Aviz Networks
Series A 1,700 万ドルを資金調達
AI ネットワーキングスタック、SONiC ベース製品、LLMモデルを利用したネットワーク アシスタントを提供するAvizは、資金調達により、データ センターとエッジ ネットワークの拡大とAI統合に伴う高まるニーズを満たすために、ネットワーキング スタックを近代化するとしています。
Cisco InvestmentsやAccton Technologyのほか、CelesticaとQualcomm Venturesも資金を提供しています。
Mavenir
デフォルトの危機に
TIPとそのイベントFYUZから2025年に撤退、オープンRANポリシー連合(ORPC)・O-RANアライアンスに注力するとしています。
昨年にMoodiesの格下げ、9月に債務利息支払いの滞納が明らかになっており、10月にはS&P Globalは、バランスシート上の現金はわずか1,700万ドル、回転信用枠は3,200万ドルに過ぎず、1月に満期を迎える1億3,300万ドルのローンの未払い残高を返済するのに十分な流動性がないと判断されており、満期の延長や新たな資本注入がない限り、債務不履行に陥るか、再編を余儀なくされると予想。
今後6か月間の債務と支出をカバーするには、さらに1億2,000万ドルが必要だとしています。
ここ2年間の、5Gに対する悲観、通信会社のコスト削減は、RAN市場の停滞につながり、煽りを受けている状況です。
<参照URL>
https://disclosure.spglobal.com/ratings/en/regulatory/article/-/view/type/HTML/id/3273327
https://www.lightreading.com/open-ran/mavenir-risks-default-or-restructuring-after-failure-to-crack-5g