Grobal IT Topics Report

Global IT Topics Report # 18

作成者: 川島 宏司|2024.07.08

トレンド

AIチャットボットの次はAIエージェント

AIエージェントとは、データを分析し、決定を下し、プログラムされたアルゴリズムと学習したパターンに基づいて複数のアクションを実行することで、自律的にタスクを実行するものだそうです。
Code Copilotがコードを書くなら、AIエージェントがコードを書くだけでなく、問題解決の計画からコードの検証、実装までできるといった具合です。
Amazonが技術提携したAdeptや、社内プロジェクトMetisはAIエージェントを目指しています。

<参照URL>
https://wired.jp/article/fast-forward-forget-chatbots-ai-agents-are-the-future/

生成AIの過熱トレンドの裏でレガシー企業が好調

従来のソフトウェア市場は、2024 年に年間総収益が 1 兆ドルを超えるとの予想。
Oracleは、クラウドビジネスがこれまでのライセンスビジネスを上回り、時価評価額は最高、SAPは、クラウドシフトによりオンプレミスユーザーにいろいろ起こしてますが、史上最高の時価評価額、IBMも、IBM Cloud、RedHatなどでのAI投資により史上最高の時価評価額近辺を維持しています。

生成AIのBuzzで、AIスタートアップへの投資も盛んですが、以下のようなマイナス要因があるとされ、

  1. コロナ禍でIPO市場は崩壊しており、次のOracle/SAP/Salesforceに成長できるスタートアップは存在しない。
  2. 多くのソフトウェア企業が設立されても、パイプラインは悪く、規模を拡大できていない。
  3. プライベートエクイティによる多くの買収でスタートアップは金融ロボットに変えられてしまった。(多くのVC企業は、IPO環境が低迷する中、支援者から新たな資金を集めるのに苦労しています)

何百ものソフトウェア企業がありましたが、合併や買収により、あらゆる地域、カテゴリ、市場規模、業界で選択肢が数社にまで絞られた結果、市場での存在感と安定した顧客基盤を持ち、レガシーとみられている企業が、生成AI などの画期的な技術が登場したときに、最終的に繁栄できる立場にあるとされています。

<参照URL>
http://techcrunch.com/2024/06/29/sap-and-oracle-and-ibm-oh-my-cloud-and-ai-drive-legacy-software-firms-to-record-valuations

ネットワークAPI

通信事業者が5Gで利益を上げるのに役立つ可能性があるが、導入は遅れている

通信事業者はハイパースケーラーの開発者コミュニティを活用する必要があり、API 戦略の最終的な影響は、大規模な配信パートナー、特にハイパースケーラーとOpen Gateway アグリゲータ (複数のオペレータを複数の開発者に結びつける企業) の参加にかかっています。
しかしクラウド事業者はまだ通信APIに納得していないとされています。(Open Gateway API への商用アクセスを提供しているのは AWS だけ)

価値は API ではなく、価値は API によって実現されるサービス。
SIM スワップや ID 検証など、通信事業者が最も長々と語ってきたサービスは、少なくともクラウドの観点からは期待外れで、QoDが重要だが、オーケストレータの近代化が必須で難しい、という点が課題とされています。
クラウド事業者が実際に参入するには、通信会社が API を受け入れ、提供できることを確認する必要があるものの、それはまだ実現していないとのこと。

<参照URL>
https://data.gsmaintelligence.com/api-web/v2/research-file-download?id=79791577&file=200624-Open-Gateway-State-of-the-Market.pdf

USキャリア

AT&T

5G RedCapをS-in

Ericsson・Nokiaの機器をUpgradeし、現在ダラス都市圏の一部地域で商用サービスが利用可能とのこと。
まだ初期段階で、使用している顧客はいませんが、チップセット・モジュールサプライヤーが参加して、自社のデバイスが AT&T のネットワークで動作する認定を受けられるように、5G SA RedCap ネットワークを公開したとのこと。
IoT は通信事業者の総収益のごく一部を占めるに過ぎないが、非常に収益性が高い(手離れがいい)とされ、米国のIoT分野では、AT&T が米国で推定 70% の市場シェアを獲得しているとされます。

<参照URL>
https://www.fierce-network.com/wireless/exclusive-att-claims-us-industry-first-redcap-launch

Verizon

家庭向け新プランmyHomeを発表

FTTH/5G FWAを選択可能な家庭用インターネットおよび4 年間保証された料金で、さまざまなストリーミング サービスから選択可能なエンターテインメントパッケージを発表、ロゴを刷新しています。
今後数年間で、ビデオ、音楽、ゲームにおけるストリーミングサービスの次世代アグリゲーターとなる予定とのこと。

<参照URL>
https://www.verizon.com/about/news/verizon-introduces-myhome
https://www.verizon.com/home/internet/guides/internet-plans-your-way-with-myhome/

ワールドワイドキャリア

Starlink

A3サイズの小型アンテナMiniを発表

モビリティを考慮し、バックパックに簡単に収まるよう設計されたMiniは米国限定で1台599ドルで販売されており、これは通常のアンテナより100ドル高く、50GBのデータを含むMini Roamインターネットサービスは、米国で月額150ドルで利用可能で、これは150ドルの住宅向けサービスに30ドルの追加料金となっているとのこと。
最大ダウンロード速度 100 Mbps以上、遅延は23msec、最大 128 台のデバイスを接続可能としています。

<参照URL>
https://www.starlink.com/specifications?spec=5

政府・団体

3GPP

Release 18、5G Advanced仕様策定がほぼ完了

RedCapはすでに対応品が出ていますが、機能の多くは2025年半ばから後半に登場すると予想されており、いくつかはもっと早く、今年末か2025年初めに登場する可能性もあります。

なお、次のRelease 19は、Massive MIMO パフォーマンスの向上、AI および機械学習技術のさらなる活用、エネルギー使用量の改善など、5G-Advanced に数多くの技術的改善が導入される予定で2025年末リリース予定です。

<参照URL>
https://www.3gpp.org/specifications-technologies/releases/release-18
https://www.nokia.com/blog/first-5g-advanced-specification-is-ready-for-implementation/

Tech Giants

Google

Gemini 1.5 Flash、1.5 Pro、Imagen 3 などを発表

低遅延モデルの Gemini 1.5 Flash をパブリックプレビュー、(と100 万トークンのコンテキストウィンドウで入力 サイズは OpenAI の GPT-3.5 Turbo の 60 倍で、 平均 40 % 高速)
Gemini 1.5 Pro で 200 万トークン入力ウィンドウをGA、( 2 時間のビデオ、22 時間のオーディオ、60,000 行以上のコードまたは 150 万語に相当)
Imagen 2 に比べて品質が大幅に向上した、テキスト画像生成モデル Imagen 3 のVertex AI でのプレビュー等を発表しています。

Gemini 1.5 Flashは、UberEatsが使用、 Eats AI アシスタントを構築し、応答時間が 50% 近く高速化し、顧客体験が向上したとのこと。
Proでは、例えば、小売業者が大きなコンテキストウィンドウを使い、店内のカメラを使ってピーク時の人々の動きと場所を把握し、店内の人の流れを効率化し、金融機関は、決算発表時の10-Kと10-Q をすべて取り込んで、発表を推論できるとのこと。
Imagen3は、 画像生成の 40% 以上高速化、プロンプトの理解と指示の追従性の向上などを挙げています。

なお、Geminiのユーザーには、Airbus, Anthropic, Box, Broadcom, Cognizant, Confluent, Databricks, Deloitte, Equifax, Estée Lauder Companies, Ford, GitLab, GM, the Golden State Warriors, Goldman Sachs, Hugging Face, IHG Hotels and Resorts, Lufthansa Group, Moody’s, Samsungなどがいるとのこと。

<参照URL>
https://deepmind.google/technologies/gemini/
https://cloud.google.com/vertex-ai
https://blog.google/technology/ai/google-generative-ai-veo-imagen-3/

オープン軽量モデル シリーズである Gemma 2 、7月から Vertex AI で研究者や開発者に提供される予定

<参照URL>
https://blog.google/technology/developers/google-gemma-2/

Moody'sやThomson Reutersなどと提携し、AIに現実世界のデータを提供

企業顧客の獲得を目指して、自社の AI プラットフォームが幻覚を最小限に抑えるようにGoogle 検索に加えて、Moody's、MSCI、Thomson Reuters、Zoominfo をモデルのグラウンディング(RAGなど、特定の知識や情報源に接続することで、言語モデルの回答や生成内容を裏付けるプロセス、回答内容がより専門的かつ正確になる)に利用、今後Vertex AI 内で利用可能になるとのこと。
応答が事実に基づいて正確であることを保証するために、モデル出力を裏付ける適格なデータを開発者に提供するとしています。

Google の生成 AI が「競合他社と比較して最も信頼できる事実モデル」であることを示しているかについて、以下の3 つの要素を組み合わせることで、モデルが生成できる回答の品質を最高レベルで制御できるようになるとのこと。

  1. Google は Google 検索で「Web データと現実世界の理解に関する最も信頼できるソース」としての評判を利用して、AI を Web データに対してグラウンディング
  2. 特定のサブバーティカルでデータをどのようにグラウンディングするかのオプションを提供し、「グラウンディングする対象を制御」
  3. 高忠実度のグラウンディングにより、AI は、モデルがトレーニングされた可能性のあるすべてのデータではなく、プロンプトにさらに注意を払うように指示されるため、応答の品質が向上

<参照URL>
https://cloud.google.com/blog/products/ai-machine-learning/rag-and-grounding-on-vertex-ai

Amazon

テキストコマンドをアクションに変換するAIモデルを開発構築するAdeptとライセンス供与の契約を締結

元OpenAI社員でGoogleのLLM開発にも携わった創業者が率いるAdeptは、ソフトウェアベースでさまざまなタスクを実行する有用な汎用インテリジェンスとエンタープライズエージェントAI製品(人間の監督の下で人間に代わって目標を追求)の両方を開発中で、わずか25名ながらNvidia、Atlassian、Workday、GreylockなどからSeriesBで3億5000万ドル(約457億円)を調達、評価額は10億ドルになります。
今回のAmazonへのライセンス供与に伴い、Adeptの社員がAmaxzonに入社する予定とのこと。
Amazonは、生成 AI を強化するために貴重な人材とテクノロジーを獲得します。
最先端のマルチモーダルファウンデーションモデルのトレーニングと現実世界のデジタルエージェントの構築に関する専門知識は、実用的な AI ソリューションで消費者と企業の顧客を満足させるというAmazonのビジョンと一致し、ソフトウェアワークフローを自動化するデジタルエージェントを構築するロードマップを加速できるとしています。

<参照URL>
https://www.cnbc.com/2024/06/28/amazon-hires-execs-from-ai-startup-adept-and-licenses-its-technology.html
https://www.adept.ai/blog/adept-update

OpenAI の ChatGPT に対抗するAIチャットボットを開発中との報道

社内プロジェクトMetisは、Amazonの AI モデルである Olympus ベースとし、RAGを加えて、テキストと画像ベースの回答を会話形式で提供し、ソース回答へのリンクを共有したり、フォローアップクエリを提案したり、画像を作成したりできるチャットボットというだけでなくエージェントとして機能するように開発中とのこと。

<参照URL>
https://www.businessinsider.com/amazon-chatgpt-rival-codenamed-metis-2024-6

AIアシスタントQをアップグレードし、コールセンターの効率を大幅に向上

カスタマー サービスへの通話時間 (または平均処理時間) を長くし、顧客満足度を低下させ、サポートを提供するカスタマー サービスエージェントの作業をさらに退屈なものにする可能性があるとし、顧客を保留にして、複数のツールをクリックして回るのに費やす無駄な時間 (トグル税) を排除、生成 AI を使用した自己修復型コンタクト センターを構築したいとのこと。
Q in Connectにより、コールセンターのエージェントや顧客自身が問題を解決したり質問に答えたりするために必要な情報を見つけるために、あまりにも多くのツールをクリックしなければならないという問題が解決されるとしています。
Q in Connectには、顧客からの電話をリアルタイムで聞き取り、タスクが何であるかを判断し、電話を受けたエージェントのためにコンピュータ画面に顧客の問題を解決できる手順と推奨アプリケーションなどステップごとのガイドを自動的に表示するとのこと。

<参照URL>
https://aws.amazon.com/jp/connect/q/

Meta

CEO、クローズドソースAIを開発している競合他社を、「神を創造」しようとしている、と批判

AIツールを多くの人々の手に届けるためのオープンソースの価値に言及し、クローズド AI プラットフォームを構築する競合他社の取り組みを、「神を創造している」と考えているようだとしています。
AIテクノロジーは蓄えるべきものではなく、一企業がそれを利用して、自社が中心となる単一製品を構築できるようになるとは思わない、人々のさまざまな興味を反映するために、さまざまなAIを作成する必要があるとのこと。
ロックを解除して、できるだけ多くの人にさまざまなことを試してもらいたい、文化とはそういうもので、あるグループが人々のすべてを決定するようなものではないとの見方をしています。

また、Ray-Ban Meta スマートグラスについても言及。
XRグラスにディスプレイを付ける前であっても、カメラ、マイク、スピーカー、そしてマルチモーダル AI の機能を使えば、素晴らしい体験を生み出すことができるとし、最終的には、ディスプレイのないスマートグラス、ヘッドアップタイプのディスプレイ、フルホログラフィックディスプレイという3つの異なる製品が登場するとのこと。
最終的には、人々は脳に接続されたニューラルインターフェースの代わりに、脳の手の動きを指示する信号を拾うリストバンドを着用するようになるかもしれない、ともしています。
ただし、こうしたタイプの入力やAIエクスペリエンスがすぐにスマートフォンに取って代わるわけではないともしています。

<参照URL>
Mark Zuckerberg on Creators, AI Studio, Neural Wristbands, Holographic Smart Glasses, Picasso & More

Apple

iOS18ベータにRCSサポートを追加

ついに、iOS 18 ベータ2にRCSサポートを追加しました。(米国の一部ユーザーのみテスト可能)
これまで、iPhoneは、メッセージアプリから SMS/MMS メッセージのみ、メッセージアプリ以外のユーザーに送信できました。
これによりAndroid ユーザーとメッセージをやり取りしながら、高画質の画像を共有したり、開封確認や入力中表示などが可能になります。

<参照URL>
https://9to5mac.com/2024/06/29/check-for-rcs-support-ios-18/

企業

Waymo

誰でもアプリをダウンロードすれば、サンフランシスコでロボタクシーを呼ぶことができると発表

<参照URL>
https://waymo.com/blog/2024/06/waymo-one-is-now-open-to-everyone-in-san-francisco/

ベンダ

OpenAI

開発者コラボレーションスタートアップMultiを買収

Multiビデオ会議プラットフォームは、Zoomのインフラ上に構築され、開発者がコードを書いている間に、同僚にリアルタイムで画面を見せることができる画面共有ツールが含まれています。
ユーザーは、互いのコンピューターで新しいアプリケーションやファイルを開いたり、埋め込みスケッチ機能を使用して共有画面で興味のある項目をハイライトしたりできるとのこと。
このプラットフォームは、ペアプログラミング(一方の開発者がコードを書き、もう一方の開発者が新しく書き込んだコードにバグがないかチェックし、改善を提案するという開発手法)などに使われ、VMwareやMozillaが使用しているとしています。
また、AIツールも含まれており、会議を自動的に要約し、アクション項目のリストを作成し、参加者が使用したコード ファイルへのリンクを提供することができるとしています。

<参照URL>
https://multi.app/blog/multi-is-joining-openai

Stability AI

苦境に立たされる中、新たな資金を調達

Stability AIは、経営ミスで財務破綻に陥り、スタッフが辞任、Canvaとの提携も失敗し、Stable Diffusion の開発に携わった数人の研究者や、Stability の生成 AI オーディオ開発を率いていた Ed Newton-Rex を含む主要な人材が退職、トレーニングするために作品が許可なく使用されたとして複数の著作権侵害訴訟に直面しています。
結果、投資家はStability AIの将来性について懸念を強めたと伝えられています。
今回、Lightspeed Venture PartnersなどのVCのほか、元Google CEOのEric Schmidt、Napster創設者で元Facebook幹部のSean Parkerなどが新たな資本を注入。
新規投資家は、事実上Stability AIを買収するために8,000万ドルを投入し、インフラサプライヤーと約1億ドルの負債を免除する契約を結んだとのこと。
Stabilityは画像、ビデオ、オーディオなどワークフローを拡大し、カスタムエンタープライズモデルとコンテンツ制作ツールを構築し、アート、グラフィックデザイン、ソーシャルメディア、ゲーム向けの消費者アプリを強化するAPIを提供することに注力するとのこと。

<参照URL>
https://www.theinformation.com/articles/stability-ai-in-talks-to-raise-money-from-group-including-sean-parker
https://stability.ai/news/stability-ai-secures-significant-new-investment

Character AI

ユーザーがAIキャラクターと”通話”できるようになったと発表

現在、このAIキャラクターとの通話機能は、英語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、日本語、中国語を含む複数の言語をサポート、AI キャラクターとの通話は、言語学習、模擬面接、またはロールプレイングゲームなどに役立つ可能性があるとのこと。
通話とテキストメッセージをシームレスに切り替えることができるほか、「タップして中断」ボタンで AI の会話を停止することもできるとしています。

<参照URL>
https://blog.character.ai/introducing-character-calls/

Intel

高速データ転送のための統合フォトニクス技術fully integrated bidirectional optical compute interconnect(OCI)チップレットを発表

ますます強力になるAIモデルの需要により、既存のDCインフラに多大な負担がかかっているため、シリコンフォトニクスの必要性がこれまで以上に緊急になっているとし、AI モデルが強力になるにつれて、ますます多くのデータが必要になり、既存のチップ相互接続ではほとんど対応できなくなりため、シリコンフォトニクスが切実に必要としています。
OCI チップレットは、帯域幅を向上し、消費電力を削減し、リーチを拡大し、高性能 AI インフラストラクチャに
革命をもたらすとのこと。
最長 100 メートルの光ファイバー ケーブルで、双方向 32 Gbpsのデータ伝送で最大 64 チャネルサポート。
DCのオペレーターが CPU とGPUで構成されたクラスターを拡張するには十分すぎる速度だとしています。

<参照URL>
https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/intel-unveils-first-integrated-optical-io-chiplet.html

VMware(Broadcom)

VMware Cloud Foundationをアップデート、製品群を整理

Cloud Foundation は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、管理、セキュリティを統合し、Kubernetes オーケストレーターを組み込んでいます。
VCF の顧客は、ライセンスのポータビリティにより、ソフトウェアのサブスクリプションを購入して、オンプレミス環境とクラウド環境間での移動ができるようになったとのこと。
ライセンスの簡素化は、サブスクリプション化する取り組みの一環であり、値上げとみなされるべきではないと主張、VCF の価格を半額に引き下げ、競合他社含め一般的なサブスクリプションモデルに移行してつつ、永久ライセンスモデルも提供している数少ない会社だとしています。
また、顧客が希望する場所にネットワーク、ストレージ、コンピューター、自動化、管理を単一のプラットフォームとして展開できるクラウド型運用で利用可能なプライベートクラウドプラットフォームにするためにVCFの戦略を転換したととのこと。
168 の製品とバンドル、9,000 を超える SKU があったものを単一のプライベート クラウド プラットフォームのように動作するよう1 つの統合製品の提供に集中するともしています。(vSAN Max、vSAN Express、VCF Edge、Tanzu Kubernetes Grid、Avi Load Balancerなどが対象)

<参照URL>
https://news.broadcom.com/releases/broadcom-new-innovations-vmware-cloud-foundation

Pure Storage

年次ユーザーイベントPure Accelerateで製品アップデートを発表

Pure Storage プラットフォーム向けに、サイバーリカバリ、レジリエンス、サイトリバランスという3 つの高度なストレージSLAをリリース。
また、ITおよびビジネスリーダーがAIの導入を加速し、サイバーレジリエンスを強化し、アプリケーションを最新化できるように支援することを目的とした新機能も発表しています。

Pure Fusion

オンプレミスかクラウドかに関係なく、構造化データと非構造化データのストレージ プールを動的に最適化しながらアレイを組み合わせ

Generative AI Copilot for storage

顧客は自然言語を使用してデータを管理および保護できる。
数万の顧客からのデータインサイトを使用、パフォーマンス・管理・セキュリティインシデント処理を支援。
cyber recovery and resilience SLA Evergreen//One にはディザスタリカバリが含まれ、カスタマイズされた復旧計画、クリーンなサービスインフラストラクチャ、オンサイトインストール、およびデータ転送サービスを提供。

Security assessment

フリート レベルのセキュリティリスクを可視化し、実用的な推奨事項を提供。
10,000 を超える環境のデータを使用して、0 から 5 までのセキュリティ スコアを提示し、NIST 2.0 標準に準拠。

AI-powered anomaly detection

パフォーマンスの異常を通じて、ランサムウェア、異常なアクティビティ、サービス拒否攻撃などの脅威を検出。
機械学習モデルを使用して異常な動作を識別し、回復ポイントを特定することで、顧客がデータを迅速に復元できるように。

Site Rebalance SLA

組織は毎年予備コミットメントを調整できるようになり、変化するストレージ ニーズに柔軟に対応できるように。

<参照URL>
https://www.purestorage.com/accelerate/global.html

Nokia

NokiaがInfineraを23億ドルで買収

光ネットワークのシェアを獲得したいNokiaは、Infineraの買収で、グローバルでの光ネットワーク事業が最大75% 拡大し、DSPやシリコンフォトニクス、リン化インジウムベースの半導体などの専門知識の獲得により、フォトニック集積回路技術の開発を加速できるようになるとしています。

<参照URL>
https://markets.businessinsider.com/news/stocks/inside-information-nokia-to-acquire-infine[…]ical-networks-and-accelerate-product-roadmap-1033513132