(株式会社ネットスターズ社のNETSTARS BLOGより転載)
買い物の支払いのときに待たされたり手間がかかってイライラする経験、誰もが一度は体験しているのではないでしょうか。マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を提供するネットスターズは、より迅速でスムーズな支払いをサポートするため、AI技術を活用して、店頭での支払いの際にお客様が提示するQRコードを読み取る「StarPay」アプリのコードスキャン機能をアップデートしました。2024年5月中旬より専用端末バージョンを皮切りに公開していきます。
支払い機能開発の開発責任者である技術本部Innovation Dept.の劉蘇と、担当者の雷志亮が、今回の「StarPay」アプリのアップデートについて紹介します。
機能アップデート開発の背景
StarPayアプリは2015年の最初のローンチ以来、常に改善を重ねてきました。スキャン機能は重要な機能ですが、最近の技術の発展で、いくつか改善できるポイントがあると考えました。例えば、スキャンそのものの速度、複数のQRコードを画面内に認識した場合の処理、薄暗い環境下でのスキャン機能などです。これらの機能を改善することで、加盟店の皆さまと加盟店を利用されるお客様に、より効率的な決済体験を提供できると考え、開発をスタートさせました。
マルチQR決済サービスStarPayのご提案
決済ブランドの契約・導入を一元化
POSレジからオンライン決済まで、あらゆるシーンに対応
AI技術を取り入れたコードスキャン技術
開発には積極的にAIを活用しました。その結果、QRコード読み取りの際、画面内にQRコードやバーコードなどを複数認識しても、一括ですべてスキャンし、決済端末の画面上で利用するコード選択ができるようになりました。以前は、スキャン時に複数コードがあると、誤って隣のコードを読み込んでしまった場合にやりなおす必要がありましたが、その手間がなくなりました。
スキャンするスピードそのものが速くなり、コード認識機能も向上しました。そのため、斜めからなど幅広い角度からスキャンが可能になります。さらに決済用コードの一部が破損していたり、多少の汚れていても読み取りできます(※すべての破損や汚れに対応するわけではありません)。明るさが十分でない環境下でもスキャンできるようになりました。
機能アップデートの実現で、加盟店の皆さまと加盟店を利用されるお客様の決済対応にかかる時間の短縮と利便性の向上につながることを期待しています。
「AI×人間の経験」が機能アップデートの必要なプロセス
AIを取り入れたといっても、AIだけですべてが完結したわけではありません。たとえばAIが正確に複数のQRコードから決済コードを識別するためには、膨大なデータと高度なアルゴリズムが必要でした。また、暗い場所など特殊な環境下での性能を最適化するために、綿密なテストと調整が求められました。これらの課題を解決するには、実際の店舗での決済のパターンを知り尽くした人間の経験が必要でした。人間がAIに経験にもとづく適切な学習をさせることで、今回の機能アップデートはできたといえます。
AIを含めテクノロジーを活用して提供サービスを革新
ネットスターズでは、技術をさらに発展させ、決済プロセスに限らず、提供サービス全般にわたって革新を続けていきます。AIを含めたテクノロジーを活用して、将来的には顧客の行動分析からパーソナライズされたサービス提供など、ニーズや課題に応じた技術開発を行っていきます。テクノロジーの力で、ビジネスや生活をより良くしていくネットスターズに、今後もご期待ください。
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