(株式会社ネットスターズ社のNETSTARS BLOGより転載)
中国の大連は、ネットスターズの提供するプロダクトの開発等を担う支社の所在地です。大連は日本との縁も深く、街に統治時代の名残もあります。沿岸部に位置する大連のご当地グルメは、さまざまな海鮮をつかっている点が特徴です。ネットスターズの大連スタッフによるおすすめを紹介します。
大連は中国東北部、遼東半島の最南端に位置し、三方を海に囲まれています。東は黄海、西は渤海に面し、総面積は12,574平方キロメートル、市の世帯人口は608.7万人(2022年末現在)の都市です。
大連の食文化には、土地柄と気候が影響して、豊かな地元グルメが生まれています。
大連グルメはエビ、カニ、貝などの沖合でとれる魚介類が中心です。海鮮を生のまま食べることは稀で、生食する場合はマリネなどにします。
焖子(メーンズ)はサツマイモのデンプンを加工した食品で、中国全土で食べられているポピュラーな食べ物です。大連の「三鲜焖子(サンシエンメーンズ)/海鮮澱粉焼き」は、ナマコ、エビ、巻貝、イカ足、ホタテなどの海鮮と、セロリやニンジンなどの野菜を一緒に煮込み、最後にゴマだれとあわせてメーンズにかけたもの。味は海鮮の出汁とゴマだれで香り高くなめらかで、大連の特色あるグルメのひとつです。
ゴマダレとニンニクダレのみで、海鮮が入っていないタイプの澱粉焼きも大連にはありますが、海鮮入りがおすすめです。
大連地区はエビや蟹、貝類などの海鮮が豊富で、それを蒸して食べるワタリガニ蒸しとシャコ蒸しは、大連の人が好むグルメの一つです。特にワタリガニは、大連、渤海湾、山東地区が美味しいと言われています。
一番美味しい旬の時期は、シャコが5月、ワタリガニは10月です。その時期、大連に行く方は、海鮮食べ放題のレストランがありますので、そちらで新鮮なものを是非味わってみてください。
大連の名物料理の「咸鱼饼子(シェンユービンズ)/塩漬け魚とトウモロコシ粉の焼き物」は、大連以外に北部沿岸地域でも食べられます。
魚は地元産のサワラ、フナ、ヒラメなどが使われ、新鮮な魚を塩漬けにし、風で乾かして長期間保存できるようにしたものを使います。塩漬けした魚を油で焼いて仕上げます。トウモロコシやアワなどの粉をこねて焼いたものであるピンズは香ばしく、塩漬けにした魚の汁と一緒に食べると美味しいです。
塩漬けの魚を使うため、しょっぱさや小骨が気になる方がいるかもしれません。
伝統的な中国の饅頭とは異なり、大連の海菜*饅頭(ハァィ ツァィバオズ)は見た目が大きな餃子に似ていて、未発酵の生地で具を包んで蒸したものです。
具は海苔、わかめ、昆布、カヤモノリなどの藻類で、豚肉や干し海老の皮を加える場合もあります。海菜独特の強い香りと風味が特徴的で、大連地方のグルメのひとつです。
*海菜とは…海苔、わかめ、昆布などの総称
食べてみたいものはありましたか?
日本ではあまり見かけないメニューだと思います。大連へお越しの際は是非味わってみてください。
次はそんなメニューが食べられる大連のおすすめレストランをご紹介します!
高級レストランで、名物は餃子です。
大連でも有名な大きな広場である星海広場にあり、評判が高く、常に行列ができています。平日は1時間程度、週末にはさらに待つこともあります。
〇費用の目安…約4,000円/人
大連で人気の地元ビュッフェレストラン。
魚介類や果物、飲み物などが食べ放題で、時間制限もなく、夜にはパフォーマンスやゲームが開催されます。
お店には行列ができ、1〜2時間待つことも普通です。
〇費用の目安…約5,000円/人
大連星海広場の浜海路の隣の山腹に位置し、ホテルが運営するビュッフェレストラン。
品質の高い食材でありながら手頃な価格、山と海に囲まれているため、景色がとても美しいのが特徴です。ホテルの建物自体もテーマパークのお城のようで、食事をしながら窓からの景色を楽しむことができます。
カップルや友人同士でのお食事に最適です。
エントランスで大連の野生のニホンジカに出会える場合もあります。
〇費用の目安…約2,800円/人
大連星海広場に位置し、海が目の前で星海湾大橋を一望できます。夜にはライトショーが開催されます。
名物は自家製ビールで、料理の種類も豊富で味も美味しく友人との食事に最適です。
〇費用の目安…約2,800円/人
以上、ネットスターズ中国支社の大連スタッフによる現地グルメレポートをお届けしました。